【旬季】初冬の陽だまり

朝の六時半、目覚まし時計のベルが鳴り響く頃合いになると、カーテンのわずかな隙間から差し込んでくる光は、すでにその柔らかさを増してきていた。真冬特有のあの冷たい白さではなく、まるで蜂蜜を薄めたような淡い金色の光である。窓を開けると、冷たい空気が鼻を突き刺すように感じられ、太陽は既に東の空に顔を出し始め、屋根の瓦をキラキラと輝かせていた。

公園へ向かう途中、地面に落ちた枯葉が足音に合わせてカサカサと音を立てている。秋の間はまだ黄色や紅葉の色を鮮やかに保っていた葉たちが、一週間ほどの冷風にさらされて深い茶色に変わり、陽光の下ではちりちりと乾いた質感が伝わってくる。ベンチに腰を下ろすと、背中に陽気が染み込んできて、とても心地よい。この頃の太陽は遠くにあるためか、直接顔を向けてもまぶしくない。目を閉じれば、まるでふわふわの羽毛布団に包まれているような安らぎがある。

近くの木の枝に止まっているスズメが、陽だまりの中で羽を広げている。冬の準備をしているのだろうか。その姿を見ていると、懐かしい思い出が蘇る。子供の頃、祖母の家の縁側で、同じように太陽の下で昼寝をしたことがある。祖母は私の足元に毛布を掛け、「冬の陽は宝だよ」と言った。当時はただ暖かいと感じていたが、今になってその言葉の意味が分かるようになった。

午後の公園は少し人が増えてくる。犬を連れたお年寄りがゆっくりと散歩し、子供たちが枯葉の山で遊んでいる。皆、顔に自然な笑顔を浮かべている。太陽は徐々に西に傾き、影が長く伸びていく。しかし、その光は朝よりも琥珀色に濃くなり、木の葉の隙間からまばらに落ちる光の粒が、まるで宝石のように輝いている。

夕暮れ時に家に帰る途中、手袋をはずして太陽の光を手のひらで受けてみた。冷たい空気の中でも、手のひらは暖かく感じられる。この冬の陽だまりは、本当に宝物である。寒さが厳しくなっても、今日の暖かさを心に蓄えていれば、きっと乗り越えられるだろう。

帰宅後、窓辺に置いてある観葉植物の葉っぱに、まだ少し陽の光が反射している。その輝きを見ながら、明日もまた太陽が昇ることを願っている。冬の始まりだが、陽だまりはすでに心の中に春を運んでくれているようだ。

夜になり、外は完全に暗くなる。しかし、今日の陽だまりの記憶は、まだ手のひらに暖かさとして残っている。本当に、冬の陽は宝だと思う。そしてこの暖かさが、人々の心をも温めているのだろう。

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